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なぜ、伝わるSNS動画は「温度」が違うのか。
—Redcherryが大切にする動画制作の舞台裏

SNSを開けば、毎日たくさんの動画が流れてきます。
商品の特徴がわかりやすく整理されていて、映像もきれい。それなのに、なぜかそのまま通り過ぎてしまう動画もあれば、思わず手を止めて見てしまう動画もあります。

その違いは、どこにあるのでしょうか。

私たちRedcherryは、SNS動画を制作するとき、
商品の情報をわかりやすく伝えることはもちろん、そのブランドが持っている「温度」まで映像に乗せることを大切にしています。

温度を宿す動画は、人が考え、感じることでしか生まれえないものです。

商品のスペックや機能は、ECサイトを見ればわかります。AIをはじめ、情報を効率よく整理し動画に反映することもできます。
だからこそ私たちは、その情報の奥にある、ブランドならではの「温度」をどう捉え、クリエイティブに乗せるかを大切にしています。

人が商品を「ちょっと気になる」と思うきっかけは、商品のスペックや訴求したい魅力だけではないからです。

「この人、本当にこの商品が好きなんだな」
「なんだか、ここまでこだわっているのって面白いな」

そんな、情報の奥にある人の気持ちが見えたときに、商品が急に自分と近いものに感じられることがあります。

私たちは、その瞬間を見つけることもSNS動画制作の仕事だと考えています。

ブランドの「温度」は、現場に行くと見えてくる

Redcherryでは、さまざまな企業やブランドの動画制作に携わっています。
その中で、生産工場や販売の現場を訪れ、お話しを伺う機会が多くあります。

長年、技術を磨きながらモノづくりを続けている職人の方。商品について話し始めると、次々と言葉が出てくる社員の方々。

実際に会って話を聞いていると、商品の機能だけでは見えてこなかった、そのブランドらしさが少しずつ見えてきます。

そして不思議なことに、私たち自身も、その人たちの話を聞いているうちに、商品を好きになっていきます。つくっている人を好きになり、その会社を好きになり、気づけば「この良さをもっと伝えたい」と思うようになる。

私が動画制作で大切にしているのは、まず自分自身が、そのブランドが持っている温度に触れることです。
温度は、自分自身がその作り手の温度まで高まらないと、誰かの心を動かすことまではできません。

自分の心が動いていないのに、誰かの心を動かすことなどできないからです。

外側から「この商品の魅力はここです」と整理するだけではなく、その人たちと話し、面白がり、驚き、ときには一緒に盛り上がる。
そのプロセスを通して、自分自身もブランドと同じ方向を向いていく。

だからこそ、クリエイティブにも、その温度が乗るのだと思います。

現場の温度から、伝える価値を再設計。大きな反響を得た動画例|グンゼ株式会社様

「今、面白い」と感じた瞬間を逃さない「感情の純度」

もちろん、撮影前には台本や構成をつくります。ただ、実際の撮影では、その通りに進めることだけを優先しているわけではありません。
話を聞いていて「今の話、面白いな」と感じたら、予定になかったことでも、もう少し聞いてみる。何気なく出てきた一言が気になったら、その場で話を広げてみる。

すると、用意していた台本だけでは出てこなかった、その人らしい言葉やエピソードが出てくることがあります。
そこには、話している本人の「これってすごいんですよ」という気持ちが乗っています。

最近、私はそれを「感情の純度」と呼ぶことがあります。

情報として何が正しいかだけではなく、その人がどこに心を動かされているのか。
その小さな変化を撮影する側が感じ取り、逃さず拾っていく。

SNSで人の手を止める動画をつくるには、そうした感覚も大切なのではないかと思っています。

現場で感じたものを、そのまま編集まで持ち帰る

Redcherryでは、撮影した素材を単に「わかりやすい動画」に整えるだけではありません。

撮影現場で自分が感じたことを覚えているからこそ、編集するときにも、「ここは強く出したい」「この言葉は残したい」「この間が、この人らしい」と判断することができます。

ある商品の撮影では、話の中で出てきた一つの言葉に、私自身が強く引っかかりました。機能として整理すれば、数ある特徴の一つです。でも、現場で聞いたときには、その言葉に妙な強さがあった。そこで編集では、その言葉が印象に残るように見せ方を少し変えました。

何を大きく見せるのか。どこで間をつくるのか。どの表情を残すのか。

一つひとつは小さな判断ですが、その積み重ねによって、同じ商品の情報を扱っていても、動画の伝わり方は変わってきます。
だから私自身が現場へ行き、カメラを回し、そのときに感じたものを持ったまま編集まで関わる。

効率だけを考えれば、もっと別の方法もあると思います。
それでもこのやり方を続けているのは、現場でしか拾えないものが、SNSで人を惹きつけるクリエイティブにつながると感じているからです。

「伝える」だけでなく、「気になってもらう」動画へ

SNS動画の役割は、商品の魅力を訴求することだけではありません。まず手を止めてもらう。
そして「なんだろう」と興味を持ってもらう。その先で、商品やブランドについて、もう少し知りたいと思ってもらう。

SNSからECサイトへ、そして購買へとつながる入り口には、そんな小さな心の動きがあります。
だからこそRedcherryでは、マーケティングの戦略やKPIを考えることと同時に、そのブランドの中にいる人たちが何を面白がり、何を大切にし、どんな想いで商品をつくっているのかを見ています。

その「人の温度」を、SNSという場所で伝わるクリエイティブに変えていく。

AIによって、情報を整理し、動画をつくることまで効率化できるようになった今、
私たちがより大切にしたいのは、その前にある、人と人との間でしか感じ取れないものです。
現場へ行き、人と話し、自分自身もそのブランドを好きになる。

そこで感じた温度を持ち帰り、SNSで人の心が動く形に変える。

少し泥臭いかもしれませんが、そんな動画制作の積み重ねが、ブランドを知らなかった人の「ちょっと気になる」を生み、その先の行動につながっていく。
それが、Redcherryが考える「人間味マーケティング」のひとつの形です。